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こっちも何とかなったよ

金曜日のブログでお客さんの家の

鉄骨の外部階段の補修の模様をお伝えしましたが、

今日はその続きの別の補修のお話です。

 

実はこの話は以前のブログに書いた事が

あるのですが、いつの事だったか?

忘れちゃったので初めから書きます。

 

お客さんの家は地盤面が低い為、

2階が玄関になっています。

 

駐車場も2階部分にあるのですが、

この駐車場は鉄骨で「台」を作って

その上に駐車してあります。

「台」の部分を見るとこんな感じ。

 

これ・・・構造的に鉄骨の組み方が

かなり問題です。

 

どう問題なのか?と言うと、

明らかに鉄骨の梁が少ない。

かなりの強度不足です。

 

本当はオレンジ色で書いた所にも最低でも梁が欲しい所。

オマケに鉄骨が錆び錆び。

しかも、鉄骨の上のコンクリートの中の鉄筋が

錆びて爆裂してる。

 

爆裂と言うのはコンクリートの中の鉄筋が

錆びてコンクリートを押し破ってしまう事。

 

鉄筋は錆びると太るのでコンクリートを

押し破ってしまうんです。

 

これかなり危険です。

 

今の状態だと深度6とか来たら

多分ですが倒壊すると思います。

別の所は爆裂し掛っています。

 

正直、現在車を止めている事が恐怖。

本当は解体して作り直したい所なのですが、

お客さんは、まあまあ高齢です。

 

高い費用を支払って造り替えるのは

経済的損失が大きいです。

 

そこで、あまり感心しませんが補修する事にしました。

 

ただ・・・完璧な補修は無理です。

「ちゃんと直せ」と言われたら作り変えです。

 

お客さんにその事を話すと、

「出来る範囲で構わない、後は自己責任でやる」

と返答頂いたので、やれる範囲での施工です。

 

鉄骨の梁を作って補強します。

既存の梁と新しい梁とを溶接します。

 

ただでさえ暑いのに大変です。

金曜日のブログにも書きましたが、

溶接の炎を直接見ると目が炎症を起こして、

一晩中痛い目に遭います。

 

「目」だけに・・・。

 

 

すみません。

 

手のひらで目に直接炎が入らない様に

注意しながら作業を見守ります。

こんな感じで補強して、

梁も増設します。

既存の錆びている所も部分補強します。

 

人手不足なので僕も駆り出されました。

え?「溶接できるのか?」って?

 

実は共栄建設はかなり昔に「共栄鉄建」と言う名前の

鉄骨の会社もやっていた事があるんです。

僕が社長になった時に廃業させて、建設業1本化しました。

 

その時は僕も溶接をやっていたので、

こう見えても一応プロ並みの技術は持ってます。

こんな感じで完成!

 

ハッキリ言って「十分!」とは言えませんが、

車が1台や2台乗った所では問題ありません。

 

震度6強とかの地震が来たらちょっと自信がない。

 

地震だけに・・・・度々すみません。

 

右手前の赤い部分は爆裂がひどかったので、

鉄の板を溶接して押さえてあります。

最後に掃除をします。

 

最近、共栄建設のスタッフは皆忙しいので、

一番暇そうな僕が駆り出されています。

「社長!掃除して来て!・・・あ、ついでにお客さんへの

挨拶と請求書もお渡しして来てね」

 

以前のブログに書きましたが、

共栄建設にあっては、社長が最も位が低いです。

最後に鉄骨を塗装します。

 

ちょなみに、金曜日に書いた階段は

こんな色で塗りました。

 

目に優しい薄緑。

今回直した鉄骨の梁も同じ色で塗りましたが、

写真担当の野木森さんがフラッシュ焚かなかったので

ちょっと分かりにくい。

やれるだけの事はやりました。

 

多分ですが普通に使う分にはまず大丈夫だと思います。

 

大きな地震が来た時は・・・どうかな?

正直言うと、ちょっと不安はあります。

 

お客さんが使っている間は地震が来ない様に

してくれないかな?

 

どこに連絡すれば良かったっけ?

え~っと・・・地震を起こすのは・・・地球か。

 

地球の連絡先ってどこだ?

 

AIに聞いたら

「地球は特定の住所や連絡先を持つ物ではありません」

と言われた。

 

分ってるよ!

 

分ってるけど笑えた。

真面目に答えるんだもん。